食の安心・安全

まるか食品では、安全・安心な製品をお客様にお届けするために、全社一丸となって製品の品質管理の強化に努めています。
本社工場および赤堀工場では厳格な品質管理体制のもと、製造ラインおよび工場内のあらゆる環境改善を推進しております。
従業員教育の徹底など、あらゆる視点から高い品質の確保に臨んでいます。
今後とも、お客様に安心してお召し上がりいただける製品づくりを目指し、たゆまぬ努力を続けてまいります。

国際基準の
安心・安全を求めて

FSSC22000
(食品安全システム認証)取得

本社工場2016年7月13日取得・赤堀工場2017年9月14日取得

国際規格への動機
FSSC22000

これまで、安心・安全な商品を提供させていただくため、社内において食品安全に向けた各種取り組みを行ってまいりました。今回の認証取得は、これらの延長線上として位置づけております。
これをもとに、品質管理体制の強化へ取り組んでまいります。

また2017年9月14日に本社工場だけでなく赤堀工場も認証取得し、今まで以上に品質管理体制の強化へ取り組んでまいります。

FSSC22000
FSSC22000とは

FSSC22000は、GFSI(※1)によって承認された、国際的な食品安全スキームです。
ISO22000をベースとして、追加要求事項、前提条件プログラムを組み合わせた規格となっています。一般的に、ISO22000より高度な要求事項を満たした規格といえます。

※1:Global Food Safety Initiative の略。 非営利団体で、消費者に安全な食品を届けるために活動している。

工場での取り組み

製造ラインの異物混入防止策

センサーカメラの設置

麺を揚げて、冷却した後、さらにスパイス投入後、かやく、ソース投入後の計3回のセンサーカメラが監視し、不良品を含め、万が一異物の混入を感知した場合は即座に自動的に排除されます。従来は、表面からのセンサー検知のみでしたが、新たに裏面からのチェックも追加し、万全の監視体制を整えています。

データの保存

センサーカメラの情報はすべて1年間保存しています。記録を残すことで照合する必要が生じた場合でも短時間で対象を特定でき、迅速な対応を可能にします。

データの保存

製造ラインに設置された、金属探知機、X線検知機で異物の混入を最後まで厳しくチェックします。同じく重量チェッカーも設置し、製品の過量・軽量を瞬時に判断し不適合製品は排除されます。製造ラインにある製品は30分に1度の抜き打ちで賞味期限・日付を確認して完全な製品であるかを確認しています。

工場内の衛生管理

定期的な工場内の集中殺虫
(ペストコントロール)

新たな製造ラインの設置前と設置後に燻煙(くんえん)による集中殺虫を実施しました。委託した業者に月に1度モニタリングを実施し、害虫・ねずみ・昆虫などの発生・侵入を防ぐための万全な体制を確立しています。

虫等の侵入箇所の封鎖

コーキング
工場内の改修に際して必要な箇所の壁や床を張り替える隙間対策を施しました。汚れやほこりが付き難い防菌・防カビ・防油などの素材に変更しました。凹凸をなくしコーキングすることで虫等の侵入をシャットアウトするとともに、気密性や防水性の保持にも効果を発揮します。

水封
排水設備の配管の途中に水封を設け、悪臭や硫化水素などのガスを遮断。同時に虫やネズミなどの侵入も防いでいます。

虫等の侵入箇所の封鎖
空気循環システム

工場内は一定の気圧に保たれており、外への空気の移動により外部からの侵入物を遮断しています。入り口はすべて自動シャッターになっており、空気循環システムと併せて外部からのゴミなどの侵入を防ぎます。

清掃の徹底

新たな品質管理体制のもとでは製造ラインの分解・清掃・整備作業を1日2回実施しています。

衛生的なユニフォーム

外部クリーニング業者と連携して万全のリネンサービスを実施し、常に衛生的なユニフォームの着用を心がけています。

工場入場手順

  1. 手洗い・手の除菌
  2. 秒速22~28メートルの高速噴射で付着したゴミ・ホコリ・髪の毛・害虫を取り除くエアーシャワーを1回行います。
  3. 弱酸性次亜水による除菌シャワーで、衣服に着いた菌を除菌します。
  4. 粘着テープ、「取るミング」で、ホコリ・髪の毛を取り除きます。
  5. 「まゆ毛取りシート」を使用して、まゆ毛の抜け落ちを防ぎます。
  6. もう一度エアーシャワーを浴び、工場内に入場します。
工場入場後

・自動靴洗浄機を使用し、靴底の汚れを除去します。

※各エアーシャワー内部には靴底の汚れを除去する粘着マットが設置されており、常に靴底が清潔な状態で入場しています。

・再度手洗い、アルコール消毒をして作業を行います。

工場入場手順
工場入場後

・自動靴洗浄機を使用し、靴底の汚れを除去します。

※各エアーシャワー内部には靴底の汚れを除去する粘着マットが設置されており、常に靴底が清潔な状態で入場しています。

・再度手洗い、アルコール消毒をして作業を行います。

来客用玄関

来客者全ての方が体温検査カメラで体温を検査し、弱酸性次亜水による除菌シャワーで衣服の菌を除菌します。
※37.5℃以上熱がある方は入場できません。

来客用玄関

従業員玄関

従業員玄関でも体温検査カメラで体温を検査し、弱酸性次亜水による除菌シャワーで衣服の菌を除菌します。工場の入場前には手洗いをし、紫外線殺菌灯により手の除菌をします。紫外線殺菌灯はO-157、ノロウィルス、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌などを除菌する効果があるといわれています。

従業員玄関

パッケージについて

密閉性を高めた新パッケージ

長年親しまれたプラスチック製の容器を発砲スチロール製に変更し、高い密閉性を確保するため、フタはシール状に変更しました。

密閉性を高めた新パッケージ

二次元バーコード

新しいパッケージには、二次元バーコードを設け、ホームページ上の「安心・安全」への取り組みを閲覧できるようにしています。常に最新の取り組みを公開し、お客様が安心してお召し上がれるように努めていきます。

二次元バーコード

原材料に関して

「安全な原材料の使用」が食の安全を守るための重要課題のひとつであると考えています。JAS認定工場として工場設備・原材料等マニュアルに沿った管理を徹底し、すべての原材料を対象に安全性を確保するように努めています。

搬入時の異物混入防止策

小麦粉・食用油・醤油など
ローリー車にて所定のジョイント口につなぎ、タンクへと納入されます。小麦粉は、納品された粉をミキサーに供給する際、ステンレス製のメッシュフィルター(インラインシフター)を経由することで異物の混入を除去します。

麺に使用する塩などの添加物

塩などの添加物はトラックよりパレットで入荷します。フォークリフトで指定のコンベアに移動し、エアシャワーを経由してクリーニングされたものが2階の資材搬入口へ送られ入荷されます。

麺に使用する塩などの添加物

容器・ソース・段ボール・かやく原料

トラックの後ろから各入荷口に資材が送られエアフェンス、エアシャワーを経由しオートリフターにて2階の資材搬入口へ送られます。

容器・ソース・段ボール・かやく原料
シュリンクフィルム
資材はエアフェンスを経由後インターロック式シートシャッターを通り資材納品場所に納品されます。
納品業者との連携
納品業者の方は弊社指定の作業着を着用します。エアシャワーを通り2階の資材搬入口へ移動し、粘着ローラー・アルコール消毒を済ませたら指定の場所へ納品いたします。

従業員教育の徹底

従来の品質管理に関するマニュアルを刷新しました。製品に関わるすべての従業員を対象に食品安全管理などの社内研修を実施しています。製造管理部門においては、食品セミナーなど外部研修も実施し、さまざまな視点から品質管理に関する教育を行っています。定期的に研修を行うことで、常に品質管理に対する従業員の知識・意識の向上を図っていきます。新たな品質管理体制のもと、「安心・安全」のために、厳格なルールを設定し管理運用していきます。

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